そっくり!?カラテカ矢部と歩く「ジャコメッティ展」
【犬】(’51年)
雨の中歩いていた犬がモデル。やせ衰えこうべを垂れた姿に自分を重ねた。「動物でも、動作の瞬間が忠実に切り取られている!」(矢部)
【大きな頭部】(’60年)
この作品のモデルは弟・ディエゴ。「近づいてみると、手で作った跡が表面に残っていて、ジャコメッティの創作の跡を感じられますね」(矢部)
【大きな女性立像II】(’60年)
展示作品のうち、もっとも大きい女性立像(高さ276cm)。「見あげた感じは、バレーボールの大林素子さんみたいですね」(矢部)
矢部は、ジャコメッティの世界観の魅力を次のように話す。
「彫刻のポーズを再現するのは体勢的につらくて、足がプルプルしていました。動作の瞬間が忠実に捉えられているのだと実感しましたね。一見、孤独さを感じさせる作品にも、同時にどこかユニークさもあって。
そんな味のある人に僕もなれたら、と目標にしたいです」
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