通常は40分の能登半島沿岸の道のりを60分かけゆっくりと走る。沖合に能登島を望む七尾北湾は見どころの1つ。能登中島駅で一時停車し、全国的にも貴重な鉄道郵便車の見学ができる。
「車内には輪島塗や珠洲焼といった伝統工芸品が飾られ、シックな空間。居心地がいいです」
土日祝日に運行する「ゆったりコース」では有名パティシエのスイーツ、和倉温泉の名店が手がける寿司弁当、能登の地酒いずれかの飲食プランも選べる。
運行区間:穴水〜七尾/料金例:1,500円(穴水〜七尾・片道)※スイーツプランは3,000円(乗車運賃含む・予約は3日前の正午まで)/運行日:「ゆったりコース」は土・日曜、祝日および指定日運行。
■近畿・天空(南海電鉄)
標高差443メートルの区間を走る山岳列車。終点の極楽橋駅まで急勾配の斜面を上っていく。
「移り変わる山の景色をワイドな車窓から満喫できます。ほとんどの座席が窓に向いているので、景色を楽しむには絶好の列車」
上古沢駅から紀伊細川駅の間は、山岳の険しいパノラマが広がる。