将来、自分が介護されるときにそなえて、局部などの永久脱毛をしておきたい――そう考え、アンダーヘアなどを整える「介護脱毛」を始める中高年女性が急増しているという。
医療脱毛専門院「リゼクリニック」が40~50代女性を対象にした調査によると「第三者の介護を意識して、今のうちにワキや局部の永久脱毛をしたい」と答えた人は23%にも上った。従来、医療脱毛を受けるのは20~30代の女性が多かった。だが、リゼクリニック新宿院院長の大地まさ代先生によると、45歳以上の利用者数は’10年から’16年で約4.5倍にも伸びたという。
「45歳以上になると、自身が親の介護を経験して、『局部の手入れがすごく大変だった』『おむつ交換の際に手間がかかった』とアンダーヘアの煩わしさを実感する方が多いんです。局部は拭き方が雑だとムレたり、雑菌が繁殖して臭いがきつくなったりもします。自分が介護を受けるときには清潔にしておきたいし、介護者に迷惑をかけたくない、お嫁さんや若い介護士に汚いと思われたくないと考える方も少なくありません」
中高年になってから医療脱毛をする場合、注意点もある。