上原多香子、今井絵理子…「83年生まれ」特徴を識者が分析
思春期を迎えたころには、当時の最新システム「ウィンドウズ95」搭載のパソコンが発売されたことによって、インターネットの普及に弾みもついた。
「個性を尊重した教育を受け、環境も整い、『キミたちには無限の可能性がある』なんて周りから言われながら育ってきたのですが、バブル崩壊後に景気はどんどん下降することに。そして自分たちが社会に出るころ、ちょうど就職氷河期の真っただ中にさしかかるわけです。つまり、幼少のころから言われてきた、自由で個性を尊重する夢のような時代はもうなかった。待っていたのは“夢と現実とのギャップ”。その差が大きかったのが、この世代の特徴です」(碓井教授)
いっぽう、この世代は「直情径行」(自分の感情に赴くままに行動する)だと分析するのは、前出のやくさん。
「人とのコミュニケーションよりも、まず自分を優先する。そして相手とやり取りをするというより、自分を発信することのほうに重きを置くタイプが多いのがこの世代の特徴ではないかと思います。
そういう意味で、’83年生まれのお騒がせ女子の中で、いちばんわかりやすい人物は上西小百合議員でしょう。