伊藤詩織さん明かす“レイプ告白”の反響「女性からの非難も…」
詩織さんは、男社会で我慢を強いられる女性の気持ちもわかるし、それでも声を上げてほしいと切実に思っている。
「“こうあるべき”という理想の女性像は、それぞれあっていいと思うんです。でも、ひとつ理解してほしいのは、これは“暴力”の問題だということ。よく『いじめられる側にも問題がある』なんて言われることがありますよね。でも、どういう理由があっても、いじめる側が悪いし、暴力を振るう側が悪い。それと同じで、お酒を飲んでいようが、どんな服装をしていようが、性暴力を受けていい理由にはなりません」
詩織さんは今後、民事訴訟の場で、山口氏との間に起きた真実を明らかにしていく。
(※1)準強姦罪/酩酊状態などの心神喪失や抵抗できない状態で、相手を姦淫する罪。’17年6月の法改正により、準強制性交等罪に改められた。
(※2)検察審査会/検察官の不起訴処分の妥当性を審査するために、有権者の中から選ばれた11人の検察審査員が、検察庁から取り寄せた事件の記録を調べたり、証人を尋問したりして議決する。