家計負担は2019年以降がヤバイ!?増税プランを整理してみた
出国するたびに、1人1,000円徴収する予定です。観光資源の整備などに使うため、国は’19年1月からの実施を目指しています。2つ目は、『森林環境税』。個人住民税に上乗せする形で、年に1,000円を徴収する計画です。言葉どおり、森林環境の整備に使われます。ただ、同様の税金をすでに実施している市町村などもあるため、二重課税問題をどうクリアするのか、今後に注目しましょう」
また、次のような所得税改革が’20年から実施される見込みだ。
「まず、働く方全員が受けられる『基礎控除』を今の38万円から48万円に増やします。そのうえで、会社員の経費とされる『給与所得控除』を一律10万円減らします。
また、給与所得控除の上限を、現在の年収1,000万円以上で最高200万円の控除から、引き上げる予定です。具体的には、年収850万円以上で最高195万円とする案が有力です」
さらに、年金収入の多い高齢者などの公的年金等控除も引き上げる。この結果、負担の増減は次のようになる。
【年収850万円以上の会社員・公務員】
子育て・介護なし:増税
子育て・介護あり:変わらず
【自営業者】
所得2,400万円未満:減税
所得2,400万円以上:増税
「高齢者については、年金収入1,000万円超の方と、年金収入が1,000万円以下でも年金以外の収入が1,000万円超の方は、増税となります。