今年で10年「ふるさと納税」よくわかる2018年の最新事情
(田中さん)
「魚が丸ごと届いてもさばけず困った」「量が多すぎて使いづらかった」といった寄付者からの声を反映するべく、自治体側も工夫を重ねている。小分けタイプやレシピ付きなど、使いやすい返礼品が増加中なのが、その証しだ。
「岩手県北上市には野菜セットにシールを付けたユニークな返礼品があります。これは『子どもたちに野菜を好きになってほしい』という地域の生産者の思いから。ふるさと納税を通して、生産者は直接メッセージを届けられる。作っている人の思いも一緒に受け取れるのが、返礼品の魅力となっています」(宗形さん)