どんな金融商品よりもいい!?住宅ローン「繰り上げ返済」最強説
今は元本割れをしない金融商品や投資といっても、安全に運用できる投資信託商品もありますので、まずはそういった情報を得ることが大事です」
そこで今回、手元に“100万円のへそくり”があると仮定して、柏木さんに実利重視で考えたその「お金の生かし方」を解説してもらった。
住宅ローンを組んで10年以内であれば、まだまだ月の返済額のうち、元本よりも利息に支払う率が高い。
「繰上げ返済は、支払額がそのまま元本に充てられ、その期間の利息は免除されるしくみ。100万円ほどの繰上げ返済は、条件によっては、どんな金融商品よりも割がいいと言えます」(柏木さん・以下同)
では“期間短縮型”の元利均等方式で、どれほど得をするのか、柏木さんに試算してもらった。
「2,500万円で、35年、金利2.5%の住宅ローンで、借り入れ3年後に100万円を『期間短縮型』で繰上げ返済したケースでは、毎月の返済金額は変わりませんが、2年間も返済期間が減り、支払い利息が約115万7,000円も減額になりました」