近藤サト×寺田理恵子明かす“超多忙”のフジ局アナ時代
近藤「寺田さんが4人にプラスされて採用されたのだとすると、特例だったんですね」
寺田「そう。私だけ何のトレーニングもしていなくて。面接で原稿を朗読するんだけど、練習不足で。面接官だった露木茂さんに『君、自分でしゃべっていること、わかるかな?』と言われるくらいだったんですが、なぜか合格して」
近藤「知らなかったです。でも、寺田さんの個性を見ていたのでは?入社後の人気はすごかったですものね」
’80〜’90年代はバラエティ番組が全盛。当時、「楽しくなければテレビじゃない」を旗印に、お茶の間の圧倒的支持を得たフジテレビで、寺田さんは元祖アイドルアナとして一躍人気者に。
寺田「そんな状況で入社したら、ほかの4人はすでに訓練を積んでいて続々と仕事が決まって。私だけ半年間、仕事がなかったんです。
それが、山村(美智子。現在、美智)さんが新婚旅行へ行くことになって、私だけしかスケジュールが空いてなくて急きょ代役で『オレたちひょうきん族』に出演して、そのまま2代目に抜擢。私はそういう偶然やラッキーだけで来ているのかもしれません」