くらし情報『受給年齢引き上げも議論…日本の「年金システム」の問題点』

2018年5月3日 11:00

受給年齢引き上げも議論…日本の「年金システム」の問題点

 

このタイミングで“厚生年金の受給年齢引き上げ”が議論されているのはどうしてなのだろうか。

「度重なる問題で窮地に立たされている安倍政権は、3期目に突入した場合、約束していた『’19年10月の消費増税10%』を凍結させる可能性があります。そのうえ首相は、自身の政治課題としていた『’20年度の国の税制健全化』という目標を事実上、取り下げてしまいました。財務省としては、それによる財政の悪化を恐れて、いま出してきたんでしょう。財務省もいまそれどころではないはずですが……」

森友学園の文書改ざん問題、福田事務次官の女性記者へのセクハラ問題……問題を起こしているのは財務省のほうなのに、なぜ、こうも国民が苦しい思いをしなければならないのかーー。

加谷さんは、財務省が描く「年金削減構想」について説明する。

「国民から徴収している保険料が年間およそ33兆円、国が支出する分が12兆円、計45兆円が年間で用意できる保険料です。しかし、いま年金支給に必要な財源は50兆円なので、5兆円足りない計算なんです」

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