多様化する供養のかたち…骨壷自宅保管で10万5千円のお得
個別に回向の場合は3万円以上。ただし……。
「基本的にはお墓に納骨をしていただきたいんです。墓じまいをされる方などの、受け皿が四天王寺であればと思っています」(同寺・瀧藤康教さん)
新しい供養のかたちが、「かねみつ石匠」(岡山県笠岡市)の「自宅墓」。骨壺を石棺に入れて自宅で保管するというものだ。霊園にお墓を構えると、墓地の永代使用料や管理費など費用がかさむ。自宅墓があれば、いつでも供養でき、使用料や管理費を払う必要はないという。骨壺の大きさによって値段も変わってくるが、4寸の骨壺が入るいちばん小さいSだと10万5,000円(税込み)だ。
「霊園にお墓を建てるよりもぐっと安く上がるのはもちろんですが、『いつでも故人に話しかけられる』と話題になり、年々反響が大きくなっています。お墓の掃除をしなくていい、遠くに行く必要がない、亡くなった人との絆が強く感じられるなど、うれしい声も寄せられています」(同社・岡増正治さん)
工夫をしたのは重さとか。
「素材は重い石材なので、軽くなるように心がけました。