2023年12月8日 18:00
Kroi、マルチプレイヤー集団Ovallと初の対バン ジャンルレスな音楽が響き渡る一夜【宮城公演ライブレポート】
内田のアカペラ最後の1音の優しい響きに至るまで、徹底してパフォーマンスを磨き続けた成果が詰まっていた。
「俺らのためのツアーみたいになっちゃってる。仙台楽しいね」と内田が切り出すと、話題は移動中の出来事に。1つ前の広島公演を終えた後、東京まで15時間かけて車で移動したそうだ。「車が(サービスエリアなどに)止まる度にルーレットして、止まった人が絶対に運転しないといけない。まさかの一番偉い人が3連続」(関)、「アットホームでいいですね」(内田)という会話から、チームKroiが長旅すらも楽しんでいる様子が伺えた。
「Astral Sonar」でそれまでの『引き』のモードからギアチェンジし、全員が楽器を一心不乱に鳴らしていく。内田と千葉が互いに見合ってギターとキーボードの応酬が繰り広げられた「Small World」では、オーディエンスももっともっとと言わんばかりに手を挙げ続けていた。「a force」で再びトークボックスを織り交ぜた千葉の鍵盤捌きがさえわたり、内田の歌声も熱を帯びていく。
セッションのグルーヴ感が最高潮に達した状態で、本編を終えた。
「1曲パーンとやって終わりたい」