2023年6月15日 18:00
咲妃みゆ「なにが起こるかは私もわかりません(笑)」『少女都市からの呼び声』稽古に向けて
と背中を押していただきました。やっぱり一緒にお仕事をさせていただいている方々の熱い想いというのは、私に大きな力をくださいますから。そして私自身、お仕事にしても、私生活にしても、果敢に挑んでいきたいという気持ちが常にあるので、もうやれるだけのことはやってみようと思いました。
――脚本を読まれてみての感想は?
はい、わかりません(苦笑)。まだ理解が追いついていないというのが正直なところで、少々焦りを感じておりますが、もう焦っても仕方がないかなと。お稽古初日に洗礼を受けることになると思いますので、その時を覚悟して待っている感じです。簡単に理解が出来ない、展開が想像出来ない、そういった作品にこそ私は魅力を感じて。だからこのわけがわからない、どうしようっていう感覚を、ずっと大切にしながらやっていきたいと思っています。――内容はわからずとも、やはり唐さんが書かれた言葉は非常に美しいですよね。
私もそれは感じました。もちろん現代の方々にもきちんと通じる言葉ではありますが、どこかしら古風な表現が織り交ぜられていて。
敢えてこの表現を選んでいらっしゃるんだろうなと。以前拝見した、『泥人魚』(2021年、唐十郎作、金守珍演出)