くらし情報『国立新美術館で李禹煥の大回顧展が開幕 50年以上にわたる創作の軌跡を展観』

2022年8月18日 18:00

国立新美術館で李禹煥の大回顧展が開幕 50年以上にわたる創作の軌跡を展観

80年代からスタートした「風より」シリーズなどでは李の筆致は荒々しくなり、対して2000年代からの「照応」のシリーズなどでは、ストロークはわずかにとどまり大きな余白を見せる作品となる。
国立新美術館で李禹煥の大回顧展が開幕 50年以上にわたる創作の軌跡を展観

左 :《風より》1985年 豊田市美術館蔵右:《風より》1983年 神奈川県立近代美術館蔵
国立新美術館で李禹煥の大回顧展が開幕 50年以上にわたる創作の軌跡を展観

左:《照応》1992年 神奈川県立近代美術館蔵右:《照応》1992年 神奈川県立近代美術館蔵
展覧会の最後に展示されているのは、展示室の壁に直接描かれた「対話」シリーズの新作《対話─ウォールペインティング》だ。繊細なグラデーションや、近づいて見ないとわからない筆のタッチなどを、実際に見て楽しんでみよう。

国立新美術館で李禹煥の大回顧展が開幕 50年以上にわたる創作の軌跡を展観

《対話─ウォールペインティング》2022年作家蔵
ちなみに、国立新美術館のエントランス近くにも李禹煥の作品が展示されている。《関係項─エスカルゴ》は作品の中心部分まで足を踏み入れることができる作品。中がどのようになっているか、こちらも実際に訪れて実感してみよう。


国立新美術館で李禹煥の大回顧展が開幕 50年以上にわたる創作の軌跡を展観

《関係項─エスカルゴ》2022年作家蔵
1960年代より、50年以上にわたり「もの派」を牽引し、ものともの、ものと人との関係を問い続けてきた李禹煥。その代表的な作品を網羅した貴重な展覧会をぜひとも体験してほしい。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.