2023年5月31日 11:00
ようこそ、恐竜絵画(パレオアート)の世界へ! 特別展『恐竜図鑑 ― 失われた世界の想像/創造』が上野で開幕
立石紘一 《アラモのスフィンクス》
1966年油彩・カンヴァス東京都現代美術館
篠原愛 《ゆりかごから墓場まで》
2010-11年油彩・カンヴァス鶴の来る町ミュージアム
【第4章20世紀後半~21世紀科学的知見によるイメージの再構築】
“恐竜ルネッサンス”とも呼ばれる大きな変革がもたらされた1960年代から70年代。「鈍重な生き物」から「活発に動く恒温動物」へと恐竜像が変化したことに伴い、恐竜画もさらなる進化を遂げ、新しい表現のアーティストが次々と登場した。
本章では、多くの恐竜ファンの原体験となっている、カルト的な人気を誇る米イラストレーター、ウィリアム・スタウトの《沼地での殺害—クリトサウルスを襲うフォボスクス》をはじめ、現代の恐竜画の旗手たちのバラエティ豊かな作品群が集結。また、現代日本を代表するパレオアーティスト、小田隆の迫力ある作品も特集されており、CGを用いずに圧倒的な迫真性を生み出す肉筆画は必見だ。
ウィリアム・スタウトの《沼地での殺害—クリトサウルスを襲うフォボスクス》
1980年水彩・紙福井県立恐竜博物館
小田隆《篠山層群産動植物の生態環境復元画》
2014年 アクリル・カンヴァス丹波市立丹波竜化石工房
取材・文・撮影:内田涼
<開催情報>
特別展『恐竜図鑑 ― 失われた世界の想像/創造』
2023年5月31日(水)~7月22日(土)、上野の森美術館にて開催
https://kyoryu-zukan.jp/
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