「愛した女性を守るため」梶裕貴が『七つの大罪』メリオダスと歩んできた7年間
ゲルドリスとメリオダス
そして、それぞれのパートナー……メリオダスとエリザベス、ゼルドリスとゲルダの愛も本作の見どころだと思っています。幸せそうにしている彼らの姿を見て、僕自身とても胸が温かくなりました。「ゼルドリスってこんなに可愛いヤツだったんだ!」なんて新たな発見もありましたし(笑)。
まあたぶん、彼は元から可愛いヤツだったとは思うんですよね。要は「そんな自分を押し殺してでも、兄のメリオダスと戦わなければ」と頑張っていたのが、これまでのゼルドリスなわけで……。本作ではその呪縛から解き放たれた、本来のゼルドリスがようやく出てきたんでしょう。ゲルダに翻弄される彼の様子を存分に楽しんでいただければと思います(笑)。
──ゼルドリスは本当に翻弄されていましたね(笑)。
梶本編では常に眉間にしわが寄っていて、ピリッとしているイメージが強かったですからね。ゲルダに甘えたような口調で喋りかけたり、子供のような仕草をしているのが微笑ましかったです。実際に演じていても、すごく楽しいシーンでした。兄弟で愛の感じ方や伝え方は違うようですが……やっぱり、ゼルドリスの方が甘えん坊かな?(笑)
──エリザベスとメリオダスの関係も、少し進化していた印象でした。