「愛した女性を守るため」梶裕貴が『七つの大罪』メリオダスと歩んできた7年間
と巨人族の名工ダブズ(演/神尾晋一郎)もここで登場です。
2代目妖精王のダリア
巨人族の名工ダブズ
梶彼らの存在がベールに包まれたままでも、もちろん物語は幕を閉じられたのだろうと思いますが……今回の映画は、ある意味ボーナスステージのような側面もあると思うんですよね。大罪ファンへのご褒美的な(笑)。なので、気になっていた謎のすべてが解明されるような作りになっていて、それがまた本当にすごい!「央先生は、いつからそういった構想をお持ちだったんだろう?」と勘ぐってしまうくらい、綺麗に補完されているフィルムになっていると思います。
同時に、シリアスな展開が続いた原作の終盤と比べて、央先生作品らしいクスっと笑えるようなシーンや、愉快で痛快な描写もたくさん見られるので、「これこれ!これが『七つの大罪』!」と感じていただけるんじゃないかと思います。
弱いところを見せるようになったメリオダスに、演じながら寄り添えた
──あらためて、梶さんにとっての『七つの大罪』とはどんな作品でしたか?
梶約7年という長い時間をメリオダスと共に生きてきたので……やはり感慨深いですね。
先ほどもお話したように、メリオダスというキャラクターは物語の中盤ぐらいまで、バックボーンはもちろん、今何を考えているのかさえ表に出さないミステリアスな存在だったうえ、最強の集団“七つの大罪”の団長という役割もありました。