2020年3月上演『デスノート THE MUSICAL』 夜神月役・村井良大「古典になるような作品を」
その期待値を超えないといけないプレッシャーもありつつ、“やってやるぞ”という心持ちになりました」
そんな彼だが、夜神月にはどんなイメージを持っているのだろうか?
「頭がよく、策略家。けれど、ねじ曲がった正義感を持ってしまった可哀そうな人。それだけデスノートには魅力があるんだと思います。もちろんフィクション上の道具ですけど、名前を書いただけで人を殺せる大いなる力を持ってしまったゆえに、悲しいことになってしまった。この物語って、仮に100年前でも、100年後に存在したとしても、面白いはずなんです。ある意味シンプルなストーリーですけど、だからこそ普遍性があるというか、いつか本当に古典になるんじゃないかな」
“新しい古典になる”と断言する、彼の生み出す新しい夜神月を見ることができそうだ。
「まだあまり固まってはいないですね。漫画では天才がデスノートを手に入れて、巧みに目的を遂行していくけれど、ミュージカル版では、ある意味等身大というか、ひとりの男の子がデスノートをを手に入れたらどうなるか……という話に変わっているので。
そこに、僕自身が持っている夜神月のイメージもあるので、そこも踏襲していきたい。