くらし情報『9作目の世界3大映画祭へ 小津安二郎監督『風の中の牝雞』「ヴェネチア国際映画祭」クラシック部門選出』

2022年7月21日 13:10

9作目の世界3大映画祭へ 小津安二郎監督『風の中の牝雞』「ヴェネチア国際映画祭」クラシック部門選出

スキャン、4Kデジタル修復、4KDCP)で修復。画像修復は、近森眞史カラマンの監修のもと、イマジカにて修復作業を行った。

音声修復は、35mmデュープネガから6kHz 24bitでデジタイズし、電源やカメラ、光学編集、ネガのキズや劣化等、様々な要因によるノイズ、レベルオーバーによる歪みを原因に立ち返って類推。清水和法監修のもと松竹映像センターにて修復した。小津安二郎監督の製作意図を尊重し、修復する事を主眼に作業されたという。

海外から高い評価を受け『スパイの妻』で第77回「ヴェネチア国際映画祭」で銀獅子賞を受賞した黒沢清監督も、2020年の松竹映画100周年の記念サイト「100年の100選」で、本作を好きな松竹映画の1本に選ぶなど、小津監督の代表的な作品とは一線を画しながらも、多くの映画人から高く評価されてきた。

ヴェニス・クラシックスは、2012年に設立されたヴェネチア国際映画祭の1部門で、過去1年に復元されたクラシック作品の中から、特に優れた作品が選出されている。今回、日本映画からは他に『殺しの烙印』(鈴木清順監督)、『神々の深き欲望』(今村昌平監督)の計3作品。


今回で小津安二郎監督作品のデジタル修復版が世界3大映画祭クラシック部門へ選出されるのは、2013年「ベルリン国際映画祭」

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