くらし情報『宮部みゆきも影響を受けた裁判小説を映像化『連続ドラマW 事件』椎名桔平がトラウマを抱える弁護士に』

2023年5月29日 05:00

宮部みゆきも影響を受けた裁判小説を映像化『連続ドラマW 事件』椎名桔平がトラウマを抱える弁護士に

<水田成英監督 コメント>

■本作をドラマ化するにあたっての感想・意気込み

「裁判」は決して遠い存在ではありません。被告人や証人として証言台に立ったり、裁判員として参加したり……誰もが関わるかもしれない、身近なものです。約半世紀前に書かれた原作の、フィクションとは思えぬ程のリアリティ、そして、裁判員制度が始まった現代裁判ならではのリアリティを感じていただければと思います。

■主演の椎名桔平さんについての印象

実際の裁判の傍聴に行ったり、専門的なことまで自ら弁護士の方に取材をしたり、準備段階から撮影まで、我々も大事にしている「リアル」に、細部までこだわっていた印象です。菊地弁護士目線で、細かい台詞の言い回しを考えたり、現場でアイデアを出したりしながら、人間味のある菊地弁護士を作り上げてくれました。■撮影で心がけたことや撮影を終えての感想

半年以上、裁判所に足を運び、40件程の裁判を傍聴した経験を、画や台詞の細部にいかしました。傍聴中、検察の話を聞くと極悪人に見えた被告人が、弁護士の話を聞いていたら同情したくなることがありました。このような、実際の裁判を傍聴しているような感覚を『事件』でも表現できればと思っております。

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