くらし情報『青銅器ブーム到来の予感!? 予備知識なしで楽しめる入門編的展覧会『不変/普遍の造形—住友コレクション中国青銅器名品選—』開催中』

2023年1月20日 12:00

青銅器ブーム到来の予感!? 予備知識なしで楽しめる入門編的展覧会『不変/普遍の造形—住友コレクション中国青銅器名品選—』開催中

《虎卣》 殷後期(前11世紀)


世界屈指とも言われる住友コレクションの中国青銅器を一堂に紹介する『不変/普遍の造形—住友コレクション中国青銅器名品選—』が1月14日(土) に開幕した。泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展の第4弾として開催される同展では、通常は京都の泉屋博古館(本館)に収蔵されている青銅器の名品の数々が展示されている。

今から約3000年前、殷や周といった王朝が栄えた古代中国において発達した青銅器文化。中国青銅器というと、難解なイメージを持ってしまいがちだが、同展では、青銅器の種類や用途、文様やモチーフ、金文(銘文)、鑑賞の歴史といった切り口の章立てで、わかりやすい解説文付きで展示されており、青銅器についての予備知識がない人でも楽しめるよう工夫が施されている。

第1章「神々の宴へようこそ」で注目するのは、青銅器の種類、用途について。殷周青銅器の最大の特徴は、神々に捧げるまつりのための器が発達したこと。特に最も重視されていた祖先神をもてなす器を作るために、当時貴重だった青銅が惜しげもなく使われたという。ここでは、酒やハーブの煮汁を入れる「卣(ゆう)」、穀物を盛る器「敦(たい)」、酒を温める器「爵(しゃく)」

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