2023年5月29日 12:00
長尾謙杜インタビュー もしも“ヘブンズ・ドアー”が使えたら「自分を見てみたい」
を使わないという場面が描かれます。原作でも重要なシーンの一つですが、演じるときはどんな想いがありましたか。
露伴の葛藤を感じました。(心を)読むことができるのに読まなかったということに、いろんな想いが込められているので。1回は読もうとするけど、「今じゃない」ってとどまるのには、「見たくない」という感情もあったんだろうと思っていました。
“ヘブンズ・ドアー”の能力が使えたら……
(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
――撮影現場ではどのように過ごしていましたか。
歴史のある旅館をお借りして撮影をさせていただいたんですけど、映画の中にも出てくる中庭みたいなところに池があって鯉がいたんです。その鯉をずっと見ていました。
「(鯉が)何考えてるんやろう?」とか思いながら(笑)。
スタッフさんとお話をさせていただいたりもしていましたけど、自分時間というか、自分なりに過ごさせていただいていました。
――スケッチブックに絵を描いたりもしていたそうですね。
それこそ、劇中で(青年期の)露伴が描いている絵は、僕がホンマに描いたものが使われています。