2022年6月21日 07:00
劇団四季『キャッツ』が21年ぶりに名古屋へ! ランペルティーザ役の長谷川彩乃にその魅力を聞く
日本を代表する劇団である劇団四季。数多の人気作品をレパートリーに持つが、今のような専用劇場でのロングラン公演のきっかけとなった重要な作品が、このたび21年ぶりに名古屋にて上演する『キャッツ』だ。現在では、国内通算公演回数10,849回、観客動員数1,060万人以上(2022年4月17日福岡千秋楽時点)を数える、劇団四季の代表作となる。
物語の舞台は、都会のゴミ捨て場。登場するのはそこに集まる猫たちだ。
『キャッツ』には主役がいない。個性豊かな猫たちが、猫らしい自由さでそれぞれの人生を歌とダンスでみせていく。それにより、観る人の年齢やそのときの生活環境によって大きく感じ方が違う結果となる。
そして、それこそが『キャッツ』の魅力でもあるのだ。
そんな『キャッツ』に魅せられ、今回、泥棒稼業に勤しむメス猫・ランペルティーザ役を演じる長谷川彩乃の話から、本作の魅力を探ってみよう。
ミュージカル『キャッツ』撮影:重松美佐
――劇団四季を初めて観たのが『キャッツ』だと聞きました。
長谷川小学校4年生のときに、初めて観たミュージカルが『キャッツ』でした。ずっとクラシックバレエはしていましたが、こんな風に歌って踊る世界もあるんだ!と感動したのを覚えています。