くらし情報『ピクサーのキャラクターはどうやって生まれるのか? 日本人アーティスト村山佳子が語る』

ピクサーのキャラクターはどうやって生まれるのか? 日本人アーティスト村山佳子が語る

感情たちの着ている洋服も、それ専門の部門があって、本当に細かく探りながらやっていましたね」

ピクサーのキャラクターはどうやって生まれるのか? 日本人アーティスト村山佳子が語る


村山の生み出したデザインは、多数の部門のアーティストたちのこだわり、研究の成果が加わって、やっと画面に登場するヨロコビやイイナーになるのだ。彼女は「みんなのアイデアがつまっていて本当にうれしいんです」と笑みを見せる。

「私は無からキャラクターを生み出していくデザインという作業が楽しいんですね。でも、そこからキャラクターを手放して、モデルになり、アニメーション、シェーディングを経て、ボイスタレントの方が声を入れて……キャラクターが画面に登場する頃には、私の知らないキャラクターになっているんですよ。

この映画は完成版をなかなか観るタイミングがなくて、最後のスタッフのパーティの日にやっと観たんですけど、スクリーンに登場するキャラクターは私のまったく知らない子なんですけど、みんなのアイデアがつまっていて本当にうれしいんです。

同僚の方が言っていたのは『私たちアーティストは“起爆剤”みたいなもの』だと。最初に火をつけて、ジーーーーーーっと待って(笑)、最後にスクリーンでドーンと爆発する。だから私たちが関わったのは本当に最初の部分だけなんですけど、スタッフの方が本当にがんばってくださって映画が出来ている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.