BiSと一緒に、BiSを探しに【キキミミ #2 BiS (前編) 】
そこは埋めていきたいし、言葉に出ない部分も気付いていきたいし、気付いて貰えるような自分でいたいし、言わなくても何となく分かっていたい事もあるなと思いました。分かってなかった事が、とにかく多かった。
イトー・ムセンシティ部
――でも今そう言える事って、大きな成長ですよね。ネオさんなんかは過去のインタビューで「感情がない」なんて発言もされていましたが、映像で見る限りは全然違うぞ!?と思った次第で…。
ネオ懐かしい…(笑)。あの当時は感情を動かす事に興味がないというか、人と喋る必要性も深く関わる必要性も感じなかったし、怒りも喜びも表に出さないし、そういう風に生きてきてしまってたんですよ。でもBiSに入ったら生活が一変して、同じ学校にいたら絶対関わる事がないであろう性格も全然違う4人でBiSという物を作っていく事になって。色んなお仕事やライブ、ずっと一緒にいるうちに、周りのスタッフさんやメンバーのお陰でもあるんですけど、感情が“戻ってきた”んです。
初期は誰かが喋ればいいやって自分から発言する事もなかったし、否定される事や変に思われる事も躊躇してたし、でもそういうのはどんどん無くなってきて、昔の感情豊かだった自分が戻ってきた感覚があります。