NAOKI監修、“唯一無二の体験”を味わえるTOHOシネマズ プレミアムサウンド 極音の『ボヘミアン・ラプソディ』を体験して
新しいシステムは、数年後には廃れてしまう可能性もある。せっかく映画監督が作った作品が、そのシステムの入った映画館では上映できないなんてことが起きないことが望ましいんです」(NAOKI)
『ボヘミアン・ラプソディ』(C)2018 Twentieth Century Fox
『ボヘミアン・ラプソディ』で、カスタムオーダーメイドスピーカーシステムが本領を発揮したのは、やはりクライマックスの『ライブエイド』出演シーンだ。ウェンブリー・アリーナに響き渡る、オーディエンスの声援や拍手の一つひとつが粒立ちよく聴こえるため、まるで「あの日」の会場にタイムスリップしたかのような没入感を味わうことができる。
また、リバーブ(残響)の広がりや奥行きも鮮明で、ホールやスタジアム、ライブハウスなど様々な場所での「ハコ鳴り」の違いなどもしっかりと再現していた。さらに、エンドロールで流れるクイーンの「Don’t Stop Me Now」では、フレディ・マーキュリーの声のニュアンス、ピアノの打鍵音、ドラムやベースの立ち上がりなどもクリアに聴こえ、まるでクイーンのレコーディング現場に立ち会っているかのような錯覚すら覚えた。