2022年5月20日 07:00
『鋼の錬金術師』完結編に山田涼介が注いだ想い「他人事では終わらない人間ドラマになりました」
と答えた。
「山田涼介として立っていたら多分プレッシャーでどうにかなってしまうと思うんですけど、現場ではあのエドの姿でいるので、何も思わないです。エドってそういう人なので。
実は、ドラマの撮影をしていたので、僕は1ヶ月遅れでクランクインしたんです。だから、逆に迎えられた感というか、やっと来たか!みたいなスタッフさんの空気感があったんです。僕も『遅れてごめーん!』みたいな(笑)だからいい意味で緊張せず、初日からエドができたかな、と」
その時に生きた証がそこにあるだけ
完結までエドを演じ切って、山田の中でエドはどのような存在になったのだろうか。問いに「どうなんでしょうね……エドはエドなんですよね」と、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「もちろん、エドは特別な存在ではありますけど、他の作品をやるときにエドを思い出すことはないですし。
引きずっていたら、いま撮影しているドラマでもしかしたら錬金術を出しちゃったりするかもしれない(笑)
僕が演じたエドがそこにいるだけで、自分にとってどうなのか、というのはどの役でもそうなんですけど、その時に生きた証としか言いようがないというか。だから改めて2年越しに作品を観ると、懐かしい想いにふけると思うんですよね」