2021年4月29日 11:00
およそ10人の人物をふたりで表現! 原田優一&太田基裕が語るミュージカル『ダブル・トラブル』
だからこそ、キャラクターをどう個性的に見せていくかが肝になってきます。このキャラクターはどういう喋り方のテンポなのか、どういう声の高さなのか。そういう特徴をまず見つけていって、そこから役を深めていこうと思っています。
太田一つひとつのキャラクターの魅力、例えばその奥深さや優しさを一つひとつ見つけていって、提示していけたら、温かくて愉快なコメディになるのではないかなと思います。薄っぺらい作品にならないように気をつけたいです。
原田どの役も愛おしく思えたらいいね。
太田はい。本当に素敵に演じられれば、どんな役も愛おしく見えるはずですから。
それぐらいの余裕が持てるまで稽古ができたらいいなと思います。
ハリウッドチームは半分優しさでできています(笑)
――楽曲のことを伺います。ピアノのみの演奏ということですが、どんな雰囲気になるのでしょうか?
原田テイストとしては、スイングやジャズが入りますし、ジュディ・ガーランドやジーン・ケリーの名前も出てきて、これぞ古き良きアメリカという感じの音楽です。遊びの要素もたくさん取り入れられていて、それをピアノ一本でやる格好良さがありますね。歌う方は難しいんですけど(笑)