爆風スランプインタビュー「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」
(Photo:小堺勝巳)
Text:谷岡正浩Photo:小堺勝巳
デビュー40周年の節目に再集結を果たし、26年ぶりの新曲&ツアーを発表した爆風スランプ。新曲「IKIGAI」は、独特のラップ調のメロディに超絶テクのファンクがミクスチャーされた、まさに爆風印としか言えないナンバーとなった。パンクでファンクでロックでポップで、けれど既存のどれにも当てはまらない自由なアプローチを貫き続ける爆風スランプの4人に、再集結のこと、そして新曲の制作について聞いた。
「ラップというものに対してずいぶん前から自分たちなりのアプローチをしてきた」(ファンキー末吉)
――再集結のきっかけは40周年というのが大きかったんですか?
サンプラザ中野くん(以下、中野)はい。あとはコロナが大きかったなって思っています。コロナの期間って、やっぱり音楽ができなかったし、このままどうなるんだろうって感じでしたからね。かなりの逼迫感というか切迫感がありましたよね。それが明けて、できるじゃんってことになって、そのタイミングで40周年というものもすぐ前に見えていたので、爆風を動かしたいということを2年くらい前からスタッフと話をしていました。