爆風スランプインタビュー「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」
末吉当時、周りにはいなかったよね。
中野そうですね。たぶん日本のラップ界に影響を及ぼしているはずなんですが……。
末吉誰も知らないという(笑)。
中野なんか常に隙間を狙うというか(笑)。人がやっていないことをやってなんとか目立ってやろうっていう根性は常にありますね。同じ土俵で勝負しないというか。
末吉だから私は全然、爆風スランプとして新しいことをやっている感覚はないんですよ。
ラップというものに対してずいぶん前から自分たちなりのアプローチをしてきたわけで、それが今の時代になってちょっと奇妙に響くというか、新鮮に響くというのは、「へーそうなんだ」って感じですよね。
――そう考えると、逆にラップが様式化されてきているのかもしれませんね。
中野ああ、なるほど。
「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」(サンプラザ中野くん)
――ソロの活動にはない、爆風スランプとして意識するものはありますか?
末吉私はやっぱりプレッシャーを感じますね。クオリティの高くないもの、幼稚なものを出しちゃうと日本に帰って来れなくなっちゃうんじゃないかなって思いながら、みんなにキーキー言って迷惑かけてます(笑)。