2023年2月21日 12:00
生田斗真が『湯道』に託した思い「日常に散りばめられた小さな幸せを、大切にしたい」
(C)2023 映画「湯道」製作委員会
「高級フレンチを食べなくても、遊園地に行かなくても、日常のなかに幸せって溢れてるんですよね」――そう語るのは、誰もが認める実力派俳優・生田斗真だ。数々のドラマや映画に出演し、2021年には歌舞伎にも挑戦。輝かしいキャリアをたどる彼が、しみじみと“小さな幸せ”の大切さを噛み締める姿に、親近感を覚える。
そんな生田斗真が主演を務める映画『湯道』は、2月23日に公開。放送作家・脚本家の小山薫堂が、実際に提唱している「湯道」をテーマに据えた作品である。生田斗真は、この映画にどんな思いを託したのか。
『湯道』は「人と人が輪になる映画」
(C)2023 映画「湯道」製作委員会
映画『湯道』の企画・脚本を務めた小山薫堂は、2015年から独自に「湯道」を提唱している。主演を務めた生田に、湯道の存在について訊ねてみると「この映画のお話をいただいてから、初めて知りました」と前置きし、こう話してくれた。
「小山薫堂さん自身も、最初はミニシアター規模の映画を作るつもりで始めたらしいんです。まさか、こんな大作になるとは思ってなかったみたいで(笑)。そのギャップもまた、面白いですよね。