2023年9月29日 17:00
船越英一郎、63歳にして初舞台に挑戦 『赤ひげ』は「ライフワークにしたい」
俳優の船越英一郎が、明治座創業150周年記念舞台『赤ひげ』の合同取材会に出席した。芸歴40周年を迎えた船越にとって、63歳にして初めての舞台挑戦。「恥ずかしながら今回初舞台・初座長です。そして、この作品、歴史ある明治座さんの150周年記念作品ということで、大変な栄誉と、そしてとてつもない重責を担って挑むという形になりました」と意気込みを語った。
原作は、小石川養生所の医師である主人公の「赤ひげ」こと新出去定(にいで・きょじょう)の活躍を描いた山本周五郎の傑作小説『赤ひげ診療譚』。船越はBS時代劇『赤ひげ』でも、赤ひげを4シーズンにわたり演じており、思い入れの強い役どころだ。赤ひげ役を勤める、これ以上ない初舞台に「この『赤ひげ』という舞台、あるいは赤ひげという役は、私にとってはライフワークにしたいなとずっと思っている役でございますから、その役に挑める幸せだけをきっちり見つめながら、頑張っていこうと思っております」と背筋を伸ばした。
初舞台の苦労を問われると「全部苦労でございます!」と即答。「さあ、地獄を見るのか天国を見るのか、ドキドキした状態でいます。今のところ稽古場は、皆さんのおかげで大変楽しく、辛いきつい中でも楽しく稽古をさせていただいております。