【ライブレポート】a flood of circleとストレイテナーが対バン 真正面からぶつけ合う灼熱の夜
と絶叫し、「Blood Red Shoes」から極上のロックンロールパーティを開始させる。アオキテツ(G)の鋭いギター、HISAYO(B)のうねるグルーヴ、すべてを突き上げる渡邊一丘(Ds)のリズム、ど真ん中に位置し、アジテーションを繰り返しながら歌い叫び続ける佐々木という布陣はまさに鉄壁。その怒涛の踏み込み具合に誘発された観客は両手を突き上げ飛び跳ねていくのだ。
イカれたダンスチューン「美しい悪夢」では渡邊、アオキ、HISAYOとソロをぶっ放し、イントロから激しいクラップが鳴り響いた「Dancing Zombiez」も音の絡み合いが極上。佐々木の存在感が注目されがちではあるが、個々の才覚が発揮されてこそのバンドだということを突きつける。
「乾杯!」と佐々木が大声を上げてアルコールでノドを潤した後、ハンドマイクを持ちドロップされたのが「狂乱天国」。「ふざけろよ Baby」「All I want is Rock’N’Roll music」と叫ぶ佐々木は持っていた缶を投げ捨て、黄色いライダースのジッパーを開けてより解放状態。やり過ぎぐらいがちょうどいいと言わんばかりにぶち上げていく。