2023年12月16日 12:00
ディズニー最新作『ウィッシュ』監督が作品にこめた想い
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ウィッシュ』が公開されている。本作は、『アナと雪の女王』を大成功させたクリス・バック監督と、新鋭ファウン・ヴィーラスンソーンが監督を務めており、本作も歌と魔法に満ちた壮大なドラマが描かれる。その一方で、本作は観ていると、親密で身近な感情が丁寧に描かれていることがわかる。なぜ、彼らは映画の根底に“作り手の身近な想い”をこめるのだろうか? 両監督に話をきいた。
バック監督は1978年にディズニーに入り、伝説的なアニメーター“ナイン・オールド・メン”のひとり、エリック・ラーソンの下で学び、アニメーターやキャラクター・デザイナーを経て、1999年製作の『ターザン』で監督デビューした。スタジオを離れていた時期もあったが、復帰後に『アナと雪の女王』を手がけ大ヒットを記録。本作では、スタジオのストーリー部門で頭角を現してきたファウン・ヴィーラスンソーンとタッグを組んでいる。
本作は、スタジオの100周年を記念する年に公開になるが、バック監督は「ディズニーのクラシック映画のようなノスタルジーを感じるけれども、まったく新しい映画をつくりたいと最初から考えていました」