くらし情報『田中圭、西田尚美、山田杏奈、尾上寛之、松岡依都美ら実力派が集結 舞台『夏の砂の上』全キャスト解禁』

2022年6月8日 12:47

田中圭、西田尚美、山田杏奈、尾上寛之、松岡依都美ら実力派が集結 舞台『夏の砂の上』全キャスト解禁

この『夏の砂の上』の風景の中を流れるジリジリとした熱い感情と、しかし静かに刻む時間の一刻一刻に身を任せ、この荒涼とした現在から、そこにその時生活していた人たちを見つめてみたい。

<作・松田正隆:コメント>
『夏の砂の上』という戯曲を書いたのは、ずいぶん昔のことで、平田オリザさんから依頼があって、この戯曲は青山円形劇場で上演されました。1998年のことです。思い出すのは、この戯曲を書くにあたって、まだ、プロットも固まっていない時に、さんざん夏の長崎を歩き回ったことです。汗をかいて坂をのぼりくだりしているうちに、次第に劇の輪郭が生まれてくるような気がしました。

故郷の長崎を遠くから想像してつくるようなドラマではなく、石段に身体がへばりつく感覚でセリフを書いた覚えがあります。渇水の町で洪水にのまれ、閃光に焼かれるイメージを得られたのは、長崎をただひたすらに歩いた経験がもたらしたものでした。

カラダが立ち、歩く、座るという姿勢から、うつ伏せ、横たわり、挙句に蒸発し影となり流されるということ。
生命の水準についての劇は時代の重力に従順になるほど、露わになります。私は、「日常」の劇から「生と死」

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