電気グルーヴ35周年ツアー、 圧巻のパフォーマンスで満員のフロアを魅了した、Zepp Haneda追加公演をレポート
フレーズのリフレイン、同じリズムでBPMをあげていくパターン、ギターの余韻から雰囲気でつなげるパターン、一転してバッと次の曲が始まるパターン、全曲のサビのフレーズをループしてデクレッシェンドしながら次曲のファクターを出していくパターンなど、テクノというスタイルだからこそ可能なことをいつも鮮やかにやってのける。ニクイぜ。
「Upside Down」のサビでは、瀧がオクターブ下のユニゾンを歌うという声を使った技も見せた。続く「Fallin’ Down」では、卓球が卓前からステージのセンターに走り出してきてボーカルをとった。ノンストップで9曲を披露した後、この日最初のMCへ。瀧が改めて挨拶した後、卓球を紹介すると、卓球は笑顔でカニ歩き。その様子を受け「真っ直ぐ歩けない人なんですよ」と言い、会場を笑わせた。
ピエール瀧
石野卓球
中盤。電気グルーヴにしか思いつかない、そして普通は絶対にやろうとしないセットリストを披露。「電気グルーヴ10周年の歌 2019」「電気グルーヴ25周年の歌」「電気グルーヴ34周年の歌」「電気グルーヴ35周年の歌」、どの曲もというワンフレーズがパンチラインとなる、電気グルーヴらしい逸品揃い。