関西の演劇人口を増やしたい! 板尾創路&伊原六花が抱く「関西演劇祭2024」への思い
当日券でフラッと小劇場の作品を観ることもあれば、大衆演劇を観に行くことも。だから関西演劇祭はすごく贅沢だなと思いました。これだけの劇団が集まって、それぞれのエッセンスを45分に凝縮した作品を公演してくれる。こんなふうに複数の劇団の作品を観られる機会はなかなかないですよね。
──たしかに、この形であれば、知らない団体であっても観るハードルが下がりますよね。
伊原ティーチインというシステムもいいなと思います。私自身、「公演の中でわからないところがあった。演劇無理やったわ」という声を聞くことがあるので、わからないところ、疑問に思ったところをその場で直接聞ける場があるのはいいなと思いますし、実際のティーチインに参加するのが今からすごく楽しみです。
──板尾さんはこれまでの5年間のなかでとくに印象深かった団体はありますか?
板尾いやあ、いろいろありますけどねえ。今パッと思いつくのは、2022年の「RE:MAKE」という団体。中高生が中心で、経験自体はまだ浅いわけですよ。でも、一生懸命全力で歌って踊る、そのライブ感にすごく胸打たれました。
──まさに目の前で観るからこその感動ですね。
板尾そうですね。