関西の演劇人口を増やしたい! 板尾創路&伊原六花が抱く「関西演劇祭2024」への思い
映像で観ても伝わりきらないと思う。
行き当たりばったりで入った店がおいしかった、みたいに(板尾)
──今年参加する10劇団のうち、楽しみにしている団体はありますか?
板尾僕、これまで5年間関西演劇祭に関わってきて、全部事前情報を入れずに観てきたんです。団体紹介の文章さえ読まない。だから始まる前はどんなジャンルなのかさえ知らない状態です。で、各団体だいたい2、3回は観るんです。そうすると、徐々にわかっていく感覚があるんですよ。観に来てくださる方にも、そういう出会いを楽しんでもらいたいですね。
──そんなにご覧になるとは! 関西演劇祭をいちばん楽しんで、愛しているのは板尾さんかもしれませんね。
板尾まあ、貴重な機会ですからね。東京には知らん劇場がいっぱいあるし、毎日どこかでいくつも公演をやってる。東京に比べたら、関西は演劇人口が少ないでしょう。そこにこういうお祭りで刺激が生まれたらなと。僕自身、演劇の人とつながって活動が広がっていった感覚があるので、関西の人がお芝居好きになって、演劇を観る人が少しでも増えたらいいなと思っていて。演劇に興味がある人はもちろん、演技にちょっと興味あるな、お芝居ちょっとやってみたいなという人にもめっちゃ来てほしいんですよね。