2021年8月3日 17:00
柳楽優弥×有村架純×三浦春馬の青春グラフティ『映画 太陽の子』 2016年公開『この世界の片隅に』との共通点を紹介
少ない食材で子どもたちのためにどこまで考えるか、当時の母親たちと同じように考え抜き工夫を凝らした料理のシーンは、心温まること間違いなしだ。
さらに『この世界の片隅に』の主人公・すずの好きなものといえば、絵を描くこと。迷子になった時ですら道に絵を描いてしまうほどだが、戦時下でも好きなものに夢中になる姿や、すずの絵を通じて家族や姪っ子との関係を深める様子は、より一層、すずの存在を身近に感じることができる。一方、『映画 太陽の子』の主人公・修が夢中になってしまうものは“実験”。軍から新型兵器開発の極秘任務を受けた京都帝国大学の学生で、原子物理学を志す科学者である修は、周囲から「実験バカ」と呼ばれるほど情熱的に研究に没頭してしまう。その姿は狂気すら感じるが、修というキャラクターから目が離せずにはいられない。
足早く『映画 太陽の子』を鑑賞した『この世界の片隅に』のプロデューサー・真木太郎も、本作で描かれている“日常”に注目。「戦時下という非日常のなかの日常。
しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください」とコメントを寄せている。
『映画 太陽の子』
8月6日(金)より公開
「急に冷めた。」男性が一瞬で冷めてしまう女性のNG行動