Ryu Matsuyama、SennaRin、ヒグチアイによる3組3様のステージ 『CLAPPERBOARD』第12弾のオフィシャルレポート到着
いつの間にかその歌と一心同体となったようで、観客は言葉のひとつひとつをかみしめステージに食らいついているようだ。
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ヒグチアイ
そんな緊張感を解くように、「暑かったですね、今日」とフロアに柔らかな笑みを向けたヒグチアイ。そして今日は新曲もたくさん演奏するので、それぞれの楽しみ方で見ていってほしいと伝えると、早速新曲「自販機の恋」を披露した。発売日は未定だが、この秋公開の映画主題歌になっている「自販機の恋」は軽やかなポップさで観客を揺らす。
そこに続くのはリリースされたばかりのラブソング3部作第1弾「恋の色」だ。名付けようのない心の動きをドラマティックなメロディで歌い上げる曲には拍手が上がり、またそこに続いた「悲しい歌がある理由」は一転して、静かにその歌に耳をすます。5分ほどの曲の中に編み込まれた不器用な人生のあれこれが、胸にしまっておいた苦い思いや古傷を呼び覚ますが、その歌は毛羽立った心をさらりと癒す。前半からめまぐるしい感情のジェットコースターに乗った気分だ。
そして後半にも、こちらもこれから公開の映画に書き下ろされた新曲「この退屈な日々を」を披露した。リズミカルなピアノで描いていく、長く一緒にいるからこそのふたりの空気感が心地よい。