シド、ライブ活動再開 結成20周年幕開けライブのオフィシャルレポート到着
を歌い出したところでカーテンが上がり、4人のシドが目の前に現れる。オープニングから彼ららしいドラマチックな演出でバンドのライブ再開の合図をファンに届けると、盛大な拍手が広がり、冒頭から場内は感動的な空気に包まれる。
花びらのように紫色のライトが咲くなか“令和歌謡”バンドの根底にある懐かしいバラード「紫陽花」、さらにはテクニカルな演奏力を誇る彼らがジャズとロックを融合させて作ったシド流のフュージョンソング「KILL TIME」を続けてアクト。
「こんばんは、シドです」と挨拶したマオは、この2days公演でシドが20周年イヤーに突入したことを嬉しそうに報告。「ときにはつまずきながらもここまで走ってこられたのはID-Sのお陰。今日は感謝の気持ちを込めていろんな曲を届けます」と伝え、始まったのはインディーズ時代からいまも根強い人気を誇る「ミルク」。タメをアクセントに入れたゆうやのドラミングが際立ったこの曲では、胸を締め付ける切ないメロディーを、マオがファルセットを多用した歌唱で届け、観客を魅了。
マオ(Vo)
そうして、ここまで1年2カ月待たせたファンを陽だまりのような温もりで優しく包み込むように「hug」