くらし情報『『本阿弥光悦の大宇宙』東京国立博物館で開幕 最新の研究から“総合芸術家”の全貌に迫る』

2024年1月19日 18:00

『本阿弥光悦の大宇宙』東京国立博物館で開幕 最新の研究から“総合芸術家”の全貌に迫る

国宝 本阿弥光悦 《舟橋蒔絵硯箱》 江戸時代 17世紀 東京国立博物館蔵


書はもちろんのこと、漆芸、陶芸、など他分野で活躍し、のちの日本美術に大きな影響を与えた本阿弥光悦。彼の才能や世界観を紐解く展覧会、特別展「本阿弥光悦の大宇宙」が、東京国立博物館で開幕した、3月10日(月) まで開催される。

本阿弥光悦(1558〜1637)は京都生まれ。刀剣の研磨や鑑定を行う代々行う本阿弥家に育った彼は、書家として、陶芸家として、工芸家として、そして様々な芸術家たちを育てるプロデューサーとして、多方面で活躍。晩年には徳川家康から京都北部の土地を拝領し、その地で芸術家や職人たちが暮らす芸術村(光悦村)を築いた。同展では、そんな、多芸に秀でた光悦について、最新の研究をもとに見つめ直していく。


『本阿弥光悦の大宇宙』東京国立博物館で開幕 最新の研究から“総合芸術家”の全貌に迫る

展示風景
同展の冒頭を飾るのは、代表作のひとつ、国宝 《舟橋蒔絵硯箱》。むっくりとした独特のフォルムの硯箱は中央を鉛の板が帯のように取り囲み、その下金地には小舟と波があしらわれている。全体にちりばめられた文字は『後撰和歌集』の和歌から取られたもの。これから始まる展覧会への期待を高める象徴的な作品だ。

『本阿弥光悦の大宇宙』東京国立博物館で開幕 最新の研究から“総合芸術家”の全貌に迫る

国宝 本阿弥光悦 《舟橋蒔絵硯箱》 江戸時代 17世紀 東京国立博物館蔵
展覧会は4章で構成されている。

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