Mega Shinnosuke『君にモテたいっ!!』ツアー最終公演オフィシャルレポート 崎山蒼志とコラボ曲を披露
そして一際歓声を集めたのがサプライズで登場した崎山蒼志とのコラボである。普段から飲んでいる気心の知れたふたりは、まるで「今日の待ち合わせがたまたまここだった」みたいなのんびりとしたテンションで会話を始め、バンドメンバーがはけたステージで「海をみにいこう(with 崎山蒼志)」を披露(MCのノリとは裏腹に、歌っている時はふたり共めちゃくちゃ緊張したらしい)。
Mega Shinnosukeのライブでは珍しく、寂寞感さえ漂うふたりの歌は、心の奥にしみじみと溶けていくような魅力がある。1曲だけのゲストだが、崎山蒼志とのコラボはとりわけ記憶に残る演奏だったと思う。そしてここからはバンドメンバーも交えてのフォークセクションである。
Mega Shinnosukeは前曲に引き続きアコギを持ち(恐らく〈Gibson〉に無期限で貸してもらったというアコギだろう)、Kohei Shimizuもカジノをプレイ。いつになく軽やかなアンサンブルで呑気な歌を歌う「ぼくの部屋においでヨ」から、フォークロック調の「18才の夏休み」へ。総じてスッキリとした演奏であり、Mega Shinnosukeのメロディの良さが引き立っていた。