Mega Shinnosuke『君にモテたいっ!!』ツアー最終公演オフィシャルレポート 崎山蒼志とコラボ曲を披露
「18才の時に作ったラブソング」だという「甘ったるい呼吸」も素晴らしく、しっとりとした演奏を聴かせつつ、どことなく情熱的な気分を感じるドラムが曲の情感を引き立てている。
さて、「甘い歌声でしんみりさせちゃってごめんね。こっからは踊れるやつ」という宣言通り、暴走列車のように突き抜けていくラストスパートである。クセになるギターのループと軽やかなリズムで踊らせる「愛とU」は、ラップパートが原曲よりも熱量高めで熱くなる。代表曲「桃源郷とタクシー」はオルタナティブロック仕様に変わっており、力強いベースが聴く者のボルテージを上げていく。
気づけば会場中が歌っており、そのままフロア中が飛び跳ねる「Sweet Dream feat.Jinmenusagi」へ。もう何が何だかわからないテンションへと突入しており、沸点に達したのが「アイシテル人生 feat.初音ミク」である。レッツゴー!レッツゴー!と煽り続けるMega Shinnosukeと、それに応える熱狂のオーディエンス。
豪快なドラムがダイナミックに打ち鳴らされる中、ベースがうねりを上げてギターは何度もスパークしていく。が、そうした熱気とは一線を画す存在感で、初音ミクの無機質かつキュートな声が降り注ぐ。