2022年2月11日 11:00
いしづかあつこ監督の新作『グッバイ、ドン・グリーズ!』が、「TOHOシネマズ・ピックアップ・シネマ」にて上映
そんな感覚を、いっぱい詰め込みたかった」と思いを語った。
企画が立ち上がった段階では「『よりもい』を喜んでくれた皆さんにちゃんと伝わる作品に。そんなキーワードしかない状態だった」といい、「世界線を超えるタイムリープものも試したんですが、ギミックが面白いだけでは、キャラクターが活きてこない。地味かもしれないが、キャラクターそのものをちゃんと描く作品に振り切ろうと、ようやく地に足がついた」と舞台裏の試行錯誤も明かした。
いしづか監督の発言に、田中プロデューサーも「オリジナルの劇場アニメを作るという、一番高いハードルに挑むことになった」と頷き、「最初は風呂敷をめちゃめちゃ広げましょうと(笑)。でも、畳めないものを広げてもしょうがないので、『生き方を変える瞬間を描ければいいんじゃないか』という監督の言葉から徐々に走り始めた。そこにたどり着くのが一番大変だった」と振り返った。藤澤は「観た人それぞれが、それぞれの宝物を手に入れたり、思い出したりするきっかけになる作品」と感想を述べていた。
『グッバイ、ドン・グリーズ!』は、ひょんなことから山火事の犯人に仕立て上げられてしまった主人公ロウマら仲良しチーム“ドン・グリーズ”が、自分たちの無罪を証明するドローンの行方を探し求める青春アドベンチャー。