2021年9月2日 12:00
「和樹くんは天使です」加藤和樹×田代万里生ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』対談【前編】
撮影:源賀津己
ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)に開幕する。
本作は、世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し大人気作となったミュージカルの、日本初演。
白井晃が演出を手掛ける本作で、刑事アンダーソン役と殺人鬼ジャック役を回替わりで演じる加藤和樹と、新聞記者モンロー役を演じる田代万里生の対談を前篇・後編でお届けする。今回はその前編。
稽古場はカオス?!
――現状、全シーンの大枠はできて、細かい部分のブラッシュアップに入っているそうですが(取材時)、どんなお芝居になりつつありますか?
加藤カオスです。
田代ははは!
加藤僕は韓国でこの作品を観たのですが、その時の印象よりもものすごく深い物語になっています。韓国版はショーアップされた楽曲などもありましたが、白井さんのつくり方はそれとは違い、お芝居ありきの音楽というか。ミュージカルよりも音楽劇に近いイメージ。
“お芝居をしている”という作品になりつつあるなという感覚です。
――音楽劇に近いというのは。