2023年2月16日 12:00
東京フィルの2月公演で、巨匠と新鋭の化学反応をチェック!
東京フィルの2月定期演奏会が目前だ。今回の注目は、世界的ピアニストにして特別客演指揮者のミハイル・プレトニョフと、2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで史上最年少優勝を果たした若き逸材イム・ユンチャンの共演だ。
プログラムには、ベートーヴェンが完成させた最後のピアノ協奏曲、第5番『皇帝』が用意され、巨匠と新鋭の共演に花を添える。『皇帝』は、イム・ユンチャンの最新アルバムにも刻まれた得意のプログラムだけに、巨匠プレトニョフとの共演によってどのような化学反応を起こすのか興味津々。
コンサート後半には英国の詩人バイロンが愛の喪失と葛藤、理想を追いながらもままならない人間の宿命と救済を描いた劇詩『マンフレッド』をもとにチャイコフスキーが作曲した標題交響曲『マンフレッド交響曲』が用意され、チャイコフスキー自身の創作にとっても重要なテーマであった「人間の運命/宿命」がクローズアップされる。
東京フィルハーモニー交響楽団 2月定期演奏会
2月22日(水)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール
2月24日(金)19:00開演 サントリーホール
2月26日(日)15:00開演 Bunkamuraオーチャードホール
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20230222.php
●イム・ユンチャンYunchan Lim (ピアノ, Piano)