くらし情報『FIFA“世界最弱”チームが目指した夢の1ゴール!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』【おとなの映画ガイド】』

2024年2月12日 12:00

FIFA“世界最弱”チームが目指した夢の1ゴール!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』【おとなの映画ガイド】

感動のドラマに映画人としての鼻がきいただけでなく、ポリネシアンとしての血が騒いだとでもいったところか。そのあたりが、この映画に独特の“おおらかさ”を吹き込み、従来のスポ根映画と一線を画している。

FIFA“世界最弱”チームが目指した夢の1ゴール!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』【おとなの映画ガイド】


「究極に爽快な敗者の物語なのです。常に(映画のために)インスピレーションになるものを探しているが、この作品に関してはすべてがそこにありました」と監督はいう。

理屈なく、物語の進行に身を委ね、ゲラゲラ笑い、心躍り、心和み、観終わって幸せな気分で映画館をあとにできる。身も心も余裕がなくて、ちょっとささくれ立ち気味のおとなの気持ちに少しうるおいを与えてくれる、感動+α のある映画なのだ。


FIFA“世界最弱”チームが目指した夢の1ゴール!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』【おとなの映画ガイド】
さて、物語は、米領サモアのサッカー協会がアメリカ本国のサッカー協会に協力を求め、ある監督が送り込まれてきたところから始まる。

弱いチームに強力な助っ人が竜巻のようにやってきて、空気を変えてしまい、勝利に向かって突き進むという鉄板の筋書きそのものだが、さすが、『ジョジョ・ラビット』の監督。随所にユーモラスなシーンとさまざまな人間模様を用意している。

FIFA“世界最弱”チームが目指した夢の1ゴール!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』【おとなの映画ガイド】


送り込まれてきた監督は、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)。

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