C大阪が勢いそのままに優勝か? 名古屋のリベンジか? 天皇杯8強戦を経てルヴァンカップ決勝へ!
『天皇杯』4強を決める戦いにふさわしい一進一退の攻防を繰り広げる。
ボールを握る名古屋とカウンターから好機を作るC大阪の構図の中、先制点が試合の流れを決定付ける。31分、喜田のミドル、山田のボレーと立て続けにGKランゲラックが好セーブ。だが、そこで得た1本目のCKをC大阪がモノにする。10番・清武弘嗣が放った左からのCKをDF、GKともに触れることができずにゴール前で待ち構えていた鳥海が頭で押し込んだ。
先制を許した1分後、名古屋も柿谷曜一朗からシュヴィルツォクへつなぎ好機を作るも同点とはならず。すると39分、今度は清武がキックした右CKをCBチアゴがヘディングでズバリ。チアゴはCB木本恭生、柿谷と競ったが高さと強さを見せ付けたのだった。
前半の内にまさかの0-2となったマッシモ・フィッカデンティ監督は後半開始からサイドアタッカー相馬勇紀をピッチへ送り出し、52分にはFW金崎夢生、10番ガブリエル・シャビエル、CB藤井陽也の3枚替え。58分に相手の意表を突くFKのサインプレーをGKが大きくはじくと左SB吉田豊がダイレクトボレー一閃。それでもジンヒョンの壁は崩せなかった。逆に62分、C大阪が左サイドのパス交換からペナルティエリア左手前の豊川雄太へ、パスを受けた途中出場したFW豊川はゴール中央に控えるアダム・タガートへさらにボールを送る。