くらし情報『2023年 話題の展覧会をピックアップ②【日本美術ほか編】』

2023年1月2日 12:00

2023年 話題の展覧会をピックアップ②【日本美術ほか編】

2023年 話題の展覧会をピックアップ②【日本美術ほか編】

高橋由一《鮭》重要文化財1877(明治10)年頃東京藝術大学蔵
2022年は「国宝」を特集した展覧会が話題を呼んだが、2023年は「重要文化財」に焦点を当てた展覧会が開催される。東京国立近代美術館の『重要文化財の秘密』(3月17日~5月14日)では、高橋由一の《鮭》や、萬鉄五郎の《裸体美人》など、明治以降に制作され、重要文化財に指定された作品のみで構成される。しかし、重文に指定された作品のなかには発表当時は物議をかもした「問題作」だったものも多かったという。なぜ、問題作は「名品」と呼ばれるようになったのか?作品の魅力とともに、私たちの価値観の変遷にも迫っていく。


2023年 話題の展覧会をピックアップ②【日本美術ほか編】

北野恒富《五月雨》1938年、大阪中之島美術館
大阪中之島美術館で開催後、東京へと巡回する『大阪の日本画』(大阪中之島美術館 1月21日〜4月2日、東京ステーションギャラリー 4月15日〜6月11日)は、近代大阪の日本画が会期中150余点も勢ぞろいする史上初の展覧会だ。北野恒富や島成園、菅楯彦や矢野橋村など、50名を超える大阪の画家たちの作品は、伝統や格式にとらわれず、自由でのびのびとした表現のものばかり。東京とも京都とも異なる、個性的な芸術や文化が育った都市・大阪生まれの日本画の魅力を浮き彫りにしながら、「大阪画壇」

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